著作権法改正で何が変わる?
2012.10.15
ホームニュース一覧



著作権法の改正について、平成24年6月20日に成立し、平成25年1月1日に施行されることとなっています。
今回の法律改正の主な項目は以下の5点となります。
(1)いわゆる「写り込み」(付随対象著作物の利用)等に係る規定の整備
(2)国立国会図書館による図書館資料の自動公衆送信等に係る規定の整備
(3)公文書等の管理に関する法律等に基づく利用に係る規定の整備
(4)著作権等の技術的保護手段に係る規定の整備
(5)違法ダウンロードの刑事罰化に係る規定の整備
今回の改正で特に身近な問題となる(4)、(5)について見ていきます。


著作権等の技術的保護手段

私的使用目的であっても、暗号方式による技術的保護手段の回避により可能となった複製を、その事実を知りながら行う場合には、民事上違法となることとされました。
また、暗号方式が技術的保護手段の対象に加わることにより、暗号方式による技術的保護手段の回避を可能とする装置又はプログラムの譲渡等を行った者は、3年以下の懲役若しくは300万円以下の罰金に処し、又はこれを併科することとされました。
なお、暗号方式による技術的保護手段とは、具体的には、現在DVDに用いられているCSSやBlu-rayに用いられているAACS等が該当します。


違法ダウンロードの刑事罰化

私的使用の目的をもって、有償著作物等の著作権又は著作隣接権を侵害する自動公衆送信を受信して行うデジタル方式の録音又は録画を、自らその事実を知りながら行って著作権又は著作隣接権を侵害した者は、2年以下の懲役若しくは200万円以下の罰金に処し、又はこれを併科することとされました(親告罪。公訴提起には著作権者から告訴が必要)。


何が違法となるか

今回の改正で何が違法となる行為なのかまとめます。
(1)CDからのリッピング行為
→現在も合法。今回の改正でも合法です。
ただし、コピー制御のついているCD(CCCD)のコピー制御を解除してその事実を知りながらリッピングするのは従来から違法です。

(2)DVDからのリッピング行為
→現在は合法。今回の改正で違法になります(ただし刑事罰なし)。
DVDのプロテクト(CSS)はコピー制御ではなくてアクセス制御と考えられているので、これまでは著作権法による規制の対象外でした。しかし、今回の改正でCSSを回避する形での複製をその事実を知りながら行なうことは(たとえ個人使用目的であっても)違法になります。ただし、(今回の改正では)刑事罰の適用はありません。

(3)DVDのリッピングツールの提供(販売、配布)
→従来から違法。
なお、昨年の12月から刑事罰が適用されています。

(4)ネットに許諾なくアップロードされた音楽や動画をその事実を知りながらダウンロード
→現在も違法(ただし刑事罰なし)、今回の改正で刑事罰が適用されるようになります。




事業協同組合設立専門事務所



会社設立を徹底支援!事業協同組合設立も徹底支援! 会社設立、NPO法人、協同組合の設立は、多田法務会計事務所
ご相談・ご依頼はこちら

行政書士には、法律により守秘義務が課せられています。お気軽にご相談ください。


Copyright©2003-2012 多田法務会計事務所 TADA CONSULTING OFFICE All rights reserved