金(ゴールド)価格の大暴落 2013.05.20
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先月15日(日本時間16日)にニューヨーク商品先物取引所(COMEX)の金価格が急落しました。前日取引終値の1トロイオンス(31.1035g)当たり1,501ドルから一気に1,360ドルまで急降下。2営業日前からの下落率は約13%に達し30年ぶりとなる大暴落となりました。
東京金価格では、12日の終値5,001円から2営業日後(16日)の終値は4,339円(瞬間最安値4,132円)となり、同様に大暴落となりました。


金は買われていた

大暴落となりましたが、実は金価格は12年間上がり続けていました。
ニューヨークの価格で言いますと1999年の安値257ドルから2011年の史上最高値1,923ドルまで、12年で約7.5倍の価格になっていました。
金がここまで買われていた最大の理由は、基軸通貨ドルの弱体化と信用リスクの拡大と言われています。


信用リスクと金の価値

株や国債などは、それらを発行する企業や国の信用によって価値が成り立っています。それら企業や政府が破綻すれば、無価値(紙くず)となってしまいます。
お金として流通している通貨(円やドル)といえども一般的に中央銀行が発行しているものですので、同様に信用のうえに成り立っています。これらをペーパー資産といい、その価値には常に信用リスクが伴います。
一方、貴金属や宝石、また土地などは、実物資産といわれ、一般的にそれそのものに価値があると考えられています。
つまり金は発行元がない実物資産であることから「誰の負債でもない」ため信用リスクがなく、世界中でその価値が認められており、人類の歴史上、一度も無価値となったことがないといわれています。


金価格をめぐる様々な見方

【金価格は上がる(強気)意見】
・世界的不況によりアメリカ、ヨーロッパ、そして日本でも金融緩和が行われており、通貨発行量が増大している。
・世界的な紛争(中東、極東)が顕在化している。有事に備える金。
・金の産金コストは1,300ドルとい
 われている。
・インド中国などアジア諸国の市民による金現物買いが拡大。
・ロシアなどの中央銀行が金買いを拡大。
・円安、消費税増税(国内の金価格には上昇要因)

【金価格は下がる(弱気)意見】
・米国の景気回復により金融緩和が終了する可能性あり。
・ドル高により金が売られる。
・恐慌再燃により金が売られる。
・金のバブル相場は12年で終った。すでに下落局面に入っている。
・世界的な著名投資家が下落を予想。
・国際的な銀行の予想も軒並み下落の方向。


これらの意見は、通貨発行体を信用しないグループ(一般市民、個人)と通貨価値を守りたいグループ(各国政府、国際銀行家、国際大企業)に分かれると言えるでしょう。
今後の金価格がどうなるかは我々一般市民には知ることはできませんが、有史以来あらゆる政府が倒れても金が無価値となることはなかったという事実は大きい。世界的に政府の信用は暴落しつつあると思うが。




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