自賠責保険の基礎知識 2016.05.20
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自賠責保険は、交通事故による被害者を救済するため、加害者が負うべき経済的な負担を補てんすることにより、基本的な対人賠償を確保することを目的としており、原動機付自転車(原付)を含むすべての自動車に加入が義務付けられています。
なお、無保険車による事故、ひき逃げ事故の被害者に対しては、政府保障事業によって、救済が図られています。


自賠責保険の特徴

(1)原動機付自転車(原付)を含むすべての自動車は、自動車損害賠償保障法に基づき、自賠責保険に入っていなければ運転することはできません。
無保険運転は違法です。
(2)自動車の運行で他人を死傷させた場合の人身事故による損害について支払われる保険で、物損事故は対象になりません。
(3)被害者1名ごとに支払限度額が定められています。1つの事故で複数の被害者がいる場合でも、被害者の支払限度額が減らされることはありません。
(4)被害者は、加害者の加入している損害保険会社(組合)に直接、保険金を請求することができます。
(5)当座の出費(治療費等)にあてるため、被害者に対する仮渡金(かりわたしきん)制度があります。
(6)交通事故の発生において、被害者に重大な過失があった場合にのみ減額されます。


自賠責保険の限度額

損害に応じて支払われる保険金には、傷害・死亡・後遺障害・死亡に至るまでの傷害について、それぞれ支払限度額があります。
(1)傷害による損害 120万円
(2)後遺障害による損害 後遺障害の程度(等級)に応じて75万円〜4,000万円
(3)死亡による損害 3,000万円
※上記はいずれも被害者1名についての限度額です。


自賠責保険と任意保険

自賠責保険は、あくまで最低限度の損害填補保障のための保険ですから、損害を補てんしきれないという場合もあり得ます。損害額が自賠責保険の支払い限度額を超えた場合は、その超過部分を任意保険がカバーするということになります。


一括払い・一括対応

任意保険会社が、被害者に対して、自賠責保険によって支払われる部分と任意保険部分とを併せて一括して支払うサービスを「一括払い・一括対応」をいいます。
一括払いをすれば、被害者や被保険者である加害者等は、自賠責会社と任意保険会社に別個に請求をしなくて済むという便宜を得ることができます。一括払いをした任意保険会社は、後日、自賠責保険に求償することになります。
なお、一括払いは、あくまでも任意保険会社のサービスであるので、任意保険会社の判断で打ち切ることができ、医療機関への治療費の支払いを停止することなどによって行われます。




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